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Next(次世代型技術・製品の開発)「安全・快適」「経済性」「品質」の追求

安全性を高める商品開発

次世代安全技術「SENSING CORE(センシングコア)」の
ソフトウエア技術を改良冊子住友ゴム

「SENSING CORE」は滑りやすさをはじめとする路面状況やタイヤの摩耗状況、荷重、空気圧などを検知し、そのデータを車両にフィードバックすることで、路面やタイヤに起因する危険をあらかじめ察知し、回避することが可能になる技術です。2017年5月の発表時からアルゴリズムの改良を重ねた結果、より幅広い走行条件で路面の滑りやすさが検知できるようになり、運転手の安全走行への寄与ならびに不慮の事故の削減につなげていきます。
今後、2020年の実用化を目指すとともに、当技術を応用しタイヤの損傷などを推定したり滑りやすい場所の情報を分析して安全なルートを推奨するといった活用法を視野に入れ、モビリティ社会の発展に貢献していきます。

タイヤ空気圧 路面状態 タイヤ荷重 タイヤ摩耗

従業員の声

冊子住友ゴムグループ

安全・安心なモビリティ社会への貢献を目指します

オートモーティブシステム事業部
企画部 前田 悠輔

2017年にタイヤ空気圧低下警報装置「DWS」を進化させた技術としてセンシングコアを発表して以降、性能向上や応用方法の検討を行うとともに、OEとの合同テストや国内外の展示会で発表を行い、技術アピールを実施しています。
クルマの周辺をセンシングする技術は、自動運転やシェアリングが普及する次世代のモビリティ社会においては必要不可欠な技術であると考えています。
我々タイヤメーカーとして、タイヤの状態を常に把握し、クルマやドライバーに知らせることで、安心・安全なモビリティ社会の実現に貢献できるよう、実用化に向けて開発を進めています。

Deflation Warning System

安全走行のためのランフラットタイヤの開発冊子住友ゴム

住友ゴムは、安全性の向上のため、走行中、完全なパンク状態(空気圧ゼロ)になっても、所定の速度で一定の距離注1を走行できるランフラットタイヤの開発とさらなる普及に取り組んでいます。
当社独自の次世代新工法「NEO-T01」と材料開発技術「4D NANO DESIGN」により、高い快適性と環境性能注2、安全性能を実現したプレミアムランフラットタイヤ「DUNLOP SP SPORT MAXX 050NEO」を日本で、「FALKEN AZENIS FK510RUNFLAT」を日本・欧州で販売しています。
その他にも従来工法で製造したランフラットタイヤ「DUNLOP SP SPORT MAXX 050+」、「ZIEX ZE914 ECORUN RUNFLAT」、「EUROWINTER HS449 RUNFLAT」も販売しており、今後もより安全なカーライフをお客様にご提供できるよう、商品の拡充に努めていきます。

NEO-T01

  • 注1 速度80km/hで距離80km走行できることがランフラットタイヤとしての要件。
  • 注2 タイヤ重量の軽量化を指します。

パンク修理、空気圧管理から解放されるエアレスタイヤの実現冊子住友ゴム

住友ゴムは、「SMART TYRE CONCEPT」を構成している技術の一つであるエアレスタイヤテクノロジー「GYROBLADE(ジャイロブレイド)」を開発中です。
「GYROBLADE」は、空気を入れないためパンク修理や空気圧管理といった必要がなくなる上、安全性の向上とあわせスペアタイヤが不要になることで省資源・省エネルギーにも貢献します。空気入りタイヤに比べ内部に熱が溜まりやすいことから、発熱抑制効果が高い低燃費タイヤのゴムを搭載したのに加え、タイヤ製造技術における「超高精度」を追求した次世代工法「NEO-T01」を使って生産するなど、当社が持つ最新鋭の技術を集結しました。また、空気入りタイヤの黒いサイドウォール部分が樹脂で置き換えられるので、色の自由度も増します。
従来のタイヤの概念を覆す「GYROBLADE」の早期実用化に向け、引き続き研究開発に取り組んでいきます。

耐震性を高める制振ダンパーの開発住友ゴム

住友ゴムの高減衰ゴムは、振動エネルギーを瞬時に熱エネルギーに変換することで、風揺れなどの微少な揺れから大地震まで、さまざまな揺れを低減することが可能です。
戸建住宅や超高層ビル、大型橋梁ケーブルや橋げたなど規模も異なる幅広い建築物に採用されています。

制振ダンパー採用事例 タワーマンション 橋梁ケーブル

塗り床材における水系材料の開発推進住友ゴム

静電気による製品破壊防止性能を要求される精密電子部品工場などの床に採用される導電床には、導電プライマー層に溶剤系の材料が使用されています。そのため改修工事を行う時は、工場の休日での分割工事とするか、多額の養生費用をかけて溶剤系材料の刺激臭を封じ込める必要がありました。
そこで当社は溶剤系の材料に代わる水系材料を2011年に開発。性能面は維持しつつ、①環境にやさしく、②工場稼動中にも実施できるため工期の短縮が図れ、③養生費用削減によりコストも低減された工事が可能になりました。それ以降、継続的に顧客数を増やしながら販売しています。

導電プライマーに水系材料を使用した塗り床材

車いす用可搬型スロープ「ダンスロープ」の利用が拡充住友ゴム

特殊カーボン織物を採用し、中空構造にすることで、軽さを追求した業界最軽量クラスの車いす用可搬形スロープ「ダンスロープエアー」。2015年の発売以来順調に利用が拡大し、年間出荷量が過去最多となりました。65cmから285cmまで計8サイズを展開し、あらゆる段差に対応しています。
ダンスロープシリーズは、その軽量性、耐久性、安全性を評価いただき、主要な鉄道、空港、公共施設などでも採用頂いております。また欧米や高齢化が進展するアジア諸国でも認知が進み、輸出が拡大しました。

「ダンスロープエアー R-285A」

「ダンスロープゴー」

TOPICS冊子住友ゴムグループ

熊本城天守閣に高減衰ゴムを用いた制震ダンパーを採用

現在施工中の熊本城天守閣の耐震改修工事に、当社製作の制震ダンパーが採用されました。
住友ゴムの制震ダンパーは、自動車のレース用タイヤで培った先進技術で開発した高減衰ゴムを使用しており、地震エネルギーを瞬時に熱に変換することで、揺れを吸収する粘弾性ダンパーです。この高減衰ゴムは戸建て住宅用制震ユニット「MIRAIE(ミライエ)」にも使われており、熊本地震でもその効果を発揮しました。

当社の制震ダンパーの特長
  • 地震や風揺れに強い
    大地震やその後の余震はもちろん日常的な風揺れにも有効です。
  • 省スペースに設置できる
    コンパクトでありながら、十分な制震効果を得られます。
  • 繰り返される揺れに強い
    ゴムの復元性を活かし、繰り返す余震にも有効です。
  • メンテナンス不要
    長期にわたりメンテナンス不要。優れた耐久性で地震に備えます。

制震ダンパーの取り付けイメージ

タイヤセンシング技術「SENSING CORE」が「Tire Technology of the Year」を受賞

タイヤセンシング技術「SENSING CORE」が、ドイツ・ハノーバーで開催された「Tire Technology Expo※2019」内で開かれた「Tire Technology International Awards for Innovation and Excellence」において、優れた先端技術に贈られる「Tire Technology of the Year」を受賞しました。
当社がこの賞を受賞するのは2010年「第4世代ランフラットタイヤ技術」、2017年「新材料開発技術ADVANCED 4D NANO DESIGN」に続き3度目です。
今回の受賞は、自動車産業を取り巻く環境が大きく変化していくなか、タイヤの製造に留まらない当社の先進的な取り組みと、その技術の実現が評価されたものです。今後も技術開発を進め、安全で環境負荷の少ないモビリティ社会の発展に貢献していきます。

授賞式の様子

「Tire Technology Expo」は、2001年から毎年欧州で開催されているタイヤ製造等に関する技術発表・展示会で、タイヤメーカーをはじめ、素材メーカー、公的研究機関などがその研究成果を発表し、優秀な技術を表彰するものです。

 
 
 
 
 
 
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