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「事業戦略対応まとめ審査」によってゴルフクラブ「ゼクシオ ナイン」に関する特許査定11件を取得

2015年12月1日

「事業戦略対応まとめ審査」によって
ゴルフクラブ「ゼクシオ ナイン」に関する特許査定11件を取得

 ダンロップスポーツ(株)は、特許庁が進める「事業戦略対応まとめ審査※1」に参加して、ゴルフクラブ「ゼクシオ ナイン」に関する特許出願11件について、このほど特許査定を取得いたしました。
 これらの特許は、2015年12月5日発売のゴルフクラブ「ゼクシオ ナイン」に採用されており、「ヘッドスピードアップテクノロジー」に関する2件、シャフト技術に関する2件、ヘッド技術に関する7件の計11件です。特許出願後早い段階で、特許庁の「事業戦略対応まとめ審査」を利用することにより、発売前に特許査定を取得することができました。
 当社はこの制度を2012年の試行時から毎年利用しており、今年で4回目となります。2012年にはゴルフクラブ「ゼクシオ セブン」に採用の特許10件、2013年にはゴルフボール「ゼクシオ XD-AERO」、「スリクソン Z-STARシリーズ」に採用の特許24件、2014年には「ゼクシオ エイト」に採用の特許12件についてそれぞれ審査を受け、特許を取得しています。
 当社はこれらの技術を、「卓越した技術力で、お客様のスポーツライフをもっと豊かに。」の企業理念の下、他のゴルフクラブやボールにも活かし、お客様のゴルフライフをより充実したものにしてまいります。
 
ゼクシオ ナイン
ゼクシオ ナイン
※1 事業戦略対応まとめ審査とは
 製品などの実用化に必要な特許出願について、技術分野・出願時期などが異なる複数の出願を、まとめて審査する制度のこと。専門分野の審査官がチームで審査に当たり、出願人が希望する時期に合わせて権利化する。また、事業説明・面接審査を実施し、出願人の意図を正確に把握することで、出願人が希望するタイミングでの権利取得を支援する。
 
今回特許査定を取得した技術の実用化例
●「ゼクシオ ナイン」ゴルフクラブに採用
 「ヘッドスピードアップテクノロジー」は、クラブがコックの解放を抑えることで自然とヘッド軌道が変わり、ヘッドが加速するという発想です。ヘッドの軌道がこれまでよりも内側を通り、回転半径が小さくなることで腕の回転スピードが上がり、ヘッドが加速。更なる飛びが可能となりました。
 
<ダウンスイング前半><ダウンスイング後半>
ダウンスイング前半→ダウンスイング後半
ダウンスイング前半 POINT
ダウンスイング後半 POINT
<イメージ図>
 
水色の線・・・ゼクシオ エイトのスイング軌道 赤色の線・・・ゼクシオ ナインのスイング軌道
●「ゼクシオ ナイン」シャフトに採用
 「ゼクシオ ナイン」最大の特長であるヘッド軌道変化を支える専用シャフトの「MP900シャフト」。シャフトの重心位置を従来モデルより20mm手元側に移動させるとともに、2g軽量化しました。
 スイング時に最も負荷が加わるシャフトの外側と内側にフープ層※2を配置する「フープ層サンドイッチ構造」など、独自の積層構造によりシャフト全体の軽量化と強度確保を両立。シャフトの手元、中央、先端部と、それぞれの部位に求められるパフォーマンスを最大限発揮するために、各部位ごとに最適な構造を取り入れています。
 
MP900シャフト
←20mm手元重心化
フープ層サンドイッチ構造
※2 シャフト軸に対して垂直方向に巻いたカーボン層
●「ゼクシオ ナイン」ドライバーに採用
 新開発の「ウイングカップフェース」とゼクシオ史上最も重いヘッドによってボールスピードアップが実現。飛距離増に貢献しています。また、カップフェースのヒール側の折り曲げ幅を拡大することで、スイートエリアを前モデル比10%拡大しました。
 
【新開発ウイングカップフェース】
新開発ウイングカップフェース
●「ゼクシオ ナイン」フェアウェイウッドに採用
 ソール部の折り曲げ幅を伸ばした新開発カップフェースの採用により、アベレージゴルファーの打点位置であるフェース下部の反発性能が向上。またフェースの厚肉部と薄肉部との中間部分にあたる移行部を拡大することでスイートエリアが前モデル比で10%拡大し、オフセンターショット時の飛距離ロスが大幅に減少しました。
 
●「ゼクシオ ナイン」ドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティに採用
 ソール中央部の肉厚を薄く、周辺部を厚くした新ソール設計「パワーウェーブストラクチャー」により、さらなる低・深重心化を実現。よりやさしくボールが上がるようになりました。パワーウェーブストラクチャー
●「ゼクシオ ナイン」アイアンに採用
 アベレージゴルファーの実打点位置にあわせ、チタンフェースをソール方向に拡大したことでフェース下部の反発性能が向上。これによりスイートエリアが拡大しました。チタンフェースをソール方向に拡大
 また、アイアンヘッドを前モデルの3ピースから5ピース構造に変更。ソールウエイトに加えて、トウ・ヒール内部にも高比重のタングステンニッケルウエイトを配置することで、ゼクシオアイアン史上最も低重心のヘッド設計と、ヘッド左右の高慣性モーメントを両立させました。これにより、芯を外した時の大幅な飛距離ロスを大幅に低減しています。
 
【ゼクシオ ナイン アイアンヘッド 5ピース構造(#4~7)】 【ゼクシオ エイト アイアンヘッド 3ピース構造(#4~7)】
ゼクシオ ナイン アイアンヘッド 5ピース構造(#4~7)←ゼクシオ エイト アイアンヘッド 3ピース構造(#4~7)
報道関係者のお問い合わせ窓口:
  ダンロップスポーツ(株) 広報部 (東京)
                     (神戸)
TEL:03-6863-2932 FAX:03-6863-2935 安達、清時
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