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平成27年12月期第2四半期決算について

2015年8月5日

平成27年12月期第2四半期決算について

 住友ゴム工業(株)の平成27年12月期第2四半期(平成27年1月1日~6月30日)における連結の売上高は388,883百万円(前年同期比2.7%増)、連結営業利益は29,253百万円(前年同期比16.6%減)、連結経常利益は31,043百万円(前年同期比11.4%減)、連結四半期純利益は20,006百万円(前年同期比8.4%減)となりました。
 
 主力のタイヤ事業では、国内市販用タイヤは、ダンロップブランドの長持ちする低燃費タイヤ「エナセーブ」シリーズを中心に拡販に努めましたが、消費税率引き上げ以降の需要の低迷に加えて、当期はスタッドレスタイヤの販売が低調に推移したため、販売数量、売上高は前年同期を下回りました。国内新車用タイヤは、引き続き低燃費タイヤを中心とする高付加価値タイヤの納入拡大に努めましたが、消費税率引き上げに伴う消費マインドの冷え込みなどにより自動車生産台数が前年同期を下回り、販売数量が減少したため、売上高は前年同期を下回りました。海外市販用タイヤは、ロシアやブラジル、インドネシアなどでは消費の冷え込みに加えて、現地通貨安の影響により厳しい状況で推移しましたが、米国では景気の拡大により販売数量が増加したことに加えて、為替の円安効果などにより、売上高は前年同期を上回りました。海外新車用タイヤは、中国では日系自動車メーカーの生産調整が行われ、インドネシアでは景気が停滞したことにより販売数量が減少しました。一方、一部の経済指標では回復の兆しがあるものの、自動車産業が低迷を続けるタイでは比較的販売が好調な車種への納入により販売数量が増加したほか、欧米での新たな納入が拡大したことに加えて、為替の円安効果により売上高は前年同期を上回りました。以上の結果、タイヤ事業の売上高は、332,163百万円(前年同期比0.9%増)、営業利益は27,523百万円(前年同期比12.8%減)となりました。
 
 スポーツ事業では、国内市場は、当期は前年同期に比べて好天に恵まれたこともあり、ゴルフ用品市場が前年同期を上回る中、松山英樹選手をはじめとする契約選手の活躍効果もあってゴルフ用品事業は好調に推移したため、売上高は前年同期を上回りました。海外のゴルフ用品市場においては、米国ではゴルフ場入場者数が増加し、前年同期を上回りましたが、中国や東南アジアにおいては経済減速などにより伸び悩みました。このような中、主力の「ゼクシオ エイト」を各国に積極展開しましたが、売上高は現地通貨ベースで前年同期を下回りました。そのほか、前年第4四半期に新規参入したウェルネス事業が売上高の増加に寄与しました。以上の結果、スポーツ事業の売上高は37,845百万円(前年同期比15.8%増)、営業利益は897百万円(前年同期比36.8%減)となりました。
 
 産業品他事業では、スイスの医療用ゴム部品事業会社を1月に子会社化したことによる事業の拡大などにより医療用ゴム部品で大きく販売を伸ばしたほか、プリンター・コピー機用精密ゴム部品も堅調に推移したことに加えて、為替の円安効果もあり、産業品他事業の売上高は前年同期を上回りました。以上の結果、産業品他事業の売上高は、18,875百万円(前年同期比12.0%増)、営業利益は824百万円(前年同期比60.5%減)となりました。
 
 なお平成27年12月期(平成27年1月1日~12月31日)の連結業績予想は、売上高900,000百万円(前期比7.4%増)、営業利益90,000百万円(前期比4.3%増)、経常利益88,000百万円(前期比0.0%)、当期純利益55,000百万円(3.4%増)を見込んでいます。
 
【決算短信/説明会資料】
http://www.srigroup.co.jp/ir/library/financial-report/2015.html