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2017年12月期第2四半期決算について

2017年8月8日

2017年12月期第2四半期決算について

 
 住友ゴム工業(株)の2017年12月期第2四半期(2017年1月1日~6月30日)における連結業績は、売上収益は403,377百万円(前年同期比12.4%増)、事業利益は21,846百万円(前年同期比28.0%減)、営業利益は21,236百万円(前年同期比27.1%減)となり、税金費用を計上した後の最終的な親会社の所有者に帰属する四半期利益は12,429百万円(前年同期比31.0%減)となりました。
 
 主力のタイヤ事業では、国内市販用タイヤは「ダンロップ」ブランドで、タイヤの振動を吸収する当社新技術「SHINOBI(シノビ)テクノロジー」と、特殊吸音スポンジ「サイレントコア」で、乗り心地性能と静粛性能を大幅に高め、実感できる快適性能を実現した新商品「LE MANS V(ル・マン ファイブ)」を中心に高付加価値商品の拡販に努めました。また、「ファルケン」ブランドでは「Red Bull Air Race Chiba(レッドブル・エアレース千葉) 2017」に協賛するなど、ブランドの認知拡大に努めるとともに、プレミアム商品「AZENIS FK453(アゼニス エフケーヨンゴーサン)」などの高性能タイヤの拡販を推進した結果、売上収益は前年同期を上回りました。国内新車用タイヤは、軽自動車を中心に自動車生産台数が前年同期を上回ったことに加えて、納入車種の拡大によるシェアアップに努めた結果、販売数量、売上収益は前年同期を上回りました。海外市販用タイヤは、北米・欧州をはじめ多くの国・地域で販売を伸ばしたほか、本年2月に英国のタイヤ販売会社「Micheldever Group Ltd.」を取得したことなどにより、販売数量、売上収益は前年同期を上回りました。海外新車用タイヤは、中国をはじめブラジルやトルコでも納入が拡大したことに加えて、欧州においても増販となり、販売数量、売上収益は前年同期を上回りました。以上の結果、タイヤ事業の売上収益は346,220百万円(前年同期比13.1%増)、事業利益は17,423百万円(前年同期比35.7%減)となりました。
 
 スポーツ事業では、国内ゴルフ用品市場は、ゴルフ場入場者数は前年並みで推移するものの、他社製品との競争激化の影響を受けてゴルフクラブ販売が低迷したことなどにより、売上収益は前年同期を下回りました。海外ゴルフ用品市場においては、グローバルに「スリクソン」、「ゼクシオ」のブランドで積極的に拡販に努めており、主に米国において「スリクソン」ゴルフボールを拡販することができたことなどにより、売上収益は前年同期を上回りました。なお、本年4月に「Sports Direct International plc」から買収したスポーツ事業及びライセンス事業も増収に寄与しました。以上の結果、スポーツ事業の売上収益は37,894百万円(前年同期比4.5%増)、事業利益は2,494百万円(前年同期比2.3%増)となりました。
 
 産業品他事業では、医療用精密ゴム部品や制振事業が堅調に推移したことに加えて、OA機器用精密ゴム部品でもメーカーの生産が回復したことにより増販となりました。土木海洋などのインフラビジネス販売も堅調に推移したため、産業品他事業の売上収益は19,263百万円(前年同期比16.8%増)、事業利益は1,886百万円(前年同期比109.4%増)となりました。
 
 なお2017年12月期の連結業績は、販売環境の改善に加え、天然ゴム相場や石油関連資材の価格が昨年末から年初にかけては高騰を続けましたが、その後は下落傾向となったことにより、従来の予想を変更し、売上収益は860,000百万円(前年同期比13.7%増)、事業利益は63,000百万円(前年同期比15.9%減)、営業利益は63,000百万円(前年同期比14.0%減)となり、税金費用を計上した後の最終的な親会社の所有者に帰属する四半期利益は41,000百万円(前年同期比0.9%減)を見込んでいます。
 
※事業利益: 売上収益から売上原価、販売費及び一般管理費を控除して算出。
 
【決算短信/説明会資料】
http://www.srigroup.co.jp/ir/library/financial-report/2017.html