 プロフィール : 池田 育嗣(いけだ いくじ) 京都大学工学部卒、1979年住友ゴム工業㈱入社、2000年タイヤ生産技術部長、2003年執行役員、 2007年取締役常務執行役員、2010年取締役専務執行役員、2011年3月30日より現職
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住友ゴムグループは、2006年に打ち出した長期ビジョン「世界一の価値をさまざな事業領域で提供し続ける企業集団を目指す」の実現に向けて、大きく経営環境が変化するなかグループの力を結集してさまざまな難局を乗り越えてきました。これからも「世界一の価値」を追求し続け、成長の軌道を確かなものにしていきたいと考えています。 社会的価値を追求することは、経済的価値の追求と合わせて企業の持続的成長にとって必要不可欠なものであり、住友400年の歴史のなかで脈々と受け継がれてきた理念でもあります。当グループはコンプライアンスや環境保護をはじめとした、さまざまな社会的責任を果たしていくことはもちろん、未来を見据え高い技術力、開発力をもって持続発展可能な社会の実現に貢献してまいります。お客様の安全や快適性を考えた商品開発に努め、品質や経済性を追求するとともに、経営の健全性と透明性を高め、すべてのステークホルダーに対して誠実であり続けていきたいと思います。
当社は2009年にエコ・ファースト企業に認定され、地球規模での環境保全に向けさまざまな取り組みを行ってきました。その一つとして日本のみならず海外も含めて100万本の木を植える「郷土の森づくり」を展開しています。この活動の一環で国内の活動として進めている、どんぐりを種から育てて植樹する「未来を植える!どんぐりプロジェクト」は、毎年2万本を目標に植樹を続けています。このペースで10年間植樹を続けていくことで25年後には国内全6工場で排出するCO2量と同等分を吸収することが可能となります。またこのどんぐりプロジェクトと並ぶ活動として低燃費タイヤ「エナセーブ」購入のお客様に代わりマングローブの苗木をタイ国に植樹する「Team ENASAVE」キャンペーンを進めてきました。3年間で33万本植樹の目標をわずか2年ではるかに上回る植樹79万本を達成しました。これはお客様の環境保全への関心が高まるなか、低燃費で環境にやさしい商品が消費者の皆様に広く受け入れられたからだと思います。当社はダンロップブランドで商品展開する乗用車の市販夏タイヤの7割を「エナセーブ」商品で展開していますが、2010年1月より「タイヤラベリング制度」が始まり、お客様へタイヤ性能がよりわかりやすくなったことで、ますます低燃費タイヤへの関心は高まることが予想されます。 また、当社は、「次期環境配慮商品」として「100%石油外天然資源タイヤ」の開発に取り組んでいます。現在は97%の石油外天然資源タイヤを発売していますが、残り3%の実現には、「100%天然資源で環境にパーフェクトにやさしいタイヤをつくる」という未来のタイヤ技術を示す“志”として必ず実現していきたいと思います。
企業が持続的成長を続けていくためには、持続可能な社会の発展に貢献し社会から信用される存在であり続けることが不可欠です。「世界一の価値」の追求を通じすべてのステークホルダーにとって「真に価値」ある企業グループを目指してまいります。 これからも住友ゴムグループはグループ全体の結束力を高め、大事にしたい価値観をまとめた住友ゴムWAYを企業風土にしっかりと根付かせ、社員一人ひとりが高い志を持ち、自由闊達な雰囲気のなかで互いに高め合い、未来に向けて新しい価値を生みだしていきたいと考えています。
皆様には今後とも引き続き、ご指導とご鞭撻を賜りますようお願い申しあげます。また、本報告書に対して、皆様から忌憚のないご意見やご感想を頂戴できれば幸いと存じます。
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