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　住友ゴム工業(株)は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業として支援を受け、白河工場で水素活用の実証実験^※1に取り組んでいます。この度、福島県浪江町の再生可能エネルギーを利用した水素製造施設｢福島水素エネルギー研究フィールド(FH2R)｣の水素を1ヵ月間にわたり供給を受けることが決まりました。

　FH2Rは、世界有数規模となる10MWの水素製造装置を備えており、再生可能エネルギーの電力を最大限利用するとともにクリーンで低コストな水素製造技術の確立を目指しています。当社におけるFH2R製水素の活用は、少量の供給を受けた本年4月に続き2度目となります。今回は7月24日から1ヵ月間供給を受け、製造時(Scope1,2)カーボンニュートラル^※2を達成した量産タイヤ^※3の生産に活用します。

福島水素エネルギー研究フィールド(FH2R)の水素トレーラー	白河工場に設置している水素ボイラー

　当社は、サステナビリティ長期方針｢はずむ未来チャレンジ2050｣^※4を掲げ、2050年までにScope1,2におけるカーボンニュートラルの実現を目指しています。

　2023年1月23日には、NEDOの助成事業によるサポートや再生可能エネルギーや水素の活用を推進する福島県からも支援を受けながら、水素エネルギーと太陽光発電^※5の自然エネルギーを活用した日本初^※6の製造時(Scope1,2)カーボンニュートラル^※2を達成した量産タイヤ^※3の生産を開始しました。

　引き続き、水素利用における技術の確立と展開を目指すとともに、水素の製造や調達を含めて、産官連携の取り組みを進めてまいります。

※1 福島県白河工場で水素活用の実証実験を開始(ニュースリリース発行：2021年7月28日）
※2 二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの｢排出量｣から、植林、森林管理などによる｢吸収量｣を差し引いて、合計を実質的にゼロにすること。
※3 FALKEN｢AZENIS FK520｣。 FALKEN｢AZENIS FK520L｣は除く。
※4 サステナビリティ長期方針｢はずむ未来チャレンジ2050｣を策定(ニュースリリース発行：2021年8月5日)
※5 実証実験を行っている高精度メタルコア製造システム｢NEO-T01｣で使用する以上の発電が可能。
※6 当社調べ