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平成25年12月期決算について

2014年2月13日

平成25年12月期決算について

 
 住友ゴム工業(株)の平成25年12月期(平成25年1月1日~12月31日)における連結の売上高は780,608百万円と、前期比9.9%増となりました。また連結営業利益は77,055百万円、前期比10.5%増、連結経常利益は74,581百万円、前期比10.7%増、連結当期純利益は44,794百万円と、前期比26.4%増となり、増収増益を達成致しました。
 
 主力のタイヤ事業では、国内市販用タイヤは、ダンロップブランドでは、「エナセーブ」ブランドなどの低燃費タイヤで販売本数が4年連続No.11となったほか、スタッドレスタイヤの「ウインター・マックス」も好調に販売を伸ばすなど、拡販と販売構成の改善に努めました。グッドイヤーブランドでは、四季を通じて安定した走行を可能にするオールシーズンタイヤ「ベクター・フォーシーズンズ」などの拡販を進めました。これらの結果、国内市販用タイヤの売上高は前期を上回りました。国内新車用タイヤは、低燃費タイヤをはじめとする高付加価値商品の拡販に努めましたが、自動車生産台数がエコカー補助金終了による国内向け生産の減少や海外への生産移管により前期を下回ったため、売上高は前期を下回りました。海外市販用タイヤは、中国やロシアなどの新興諸国を中心に競争が激化しましたが、ブラジルなどの新たな市場における拡販や、為替の円安効果もあって売上高は前期を上回りました。海外新車用タイヤは、中国、インドネシアなどでの自動車生産の拡大に対応して販売数量を伸ばしたことにより、売上高は前期を上回りました。以上の結果、タイヤ事業全体の売上高は681,099百万円(前期比10.0%増)、営業利益は69,850百万円(前期比10.7%増)となりました。
 
 スポーツ事業主力のゴルフでは、国内市場においては、主力のゴルフクラブ「ゼクシオ セブン」が発売2年目にもかかわらず好評を博し、12月には「ゼクシオ エイト」を発売し、好調なスタートを切りました。ゴルフボールでは、2月に飛びとスピンコントロール性能を進化させた「スリクソン Z-STAR」の新製品を発売、3月には新開発の革新的な非円形ディンプルにより、まっすぐ力強い高弾道と大きな飛距離を実現する「ゼクシオ エックスディー エアロ」を発売するなど、拡販に注力しました。これらの結果、ゴルフクラブ、ゴルフボールともに店頭販売シェアはNo.12となりました。また、ブランド価値と製品への信頼向上のため、松山英樹選手をはじめとする有力選手と用品使用契約を結び、ゴルフの日本ツアーでは総合契約プロの松山英樹選手と森田理香子選手がそれぞれ賞金王、賞金女王となり、ゴルフブランドの認知度向上に貢献しました。
 海外においては、アジア地域で「ゼクシオ セブン」の拡販を行いました。また、欧米では「クリーブランドゴルフ」のウエッジクラブ新商品や「スリクソン」のゴルフボールを中心に積極的な販売活動を進めました。以上の結果、スポーツ事業全体の売上高は66,260百万円(前期比8.0%増)、営業利益3,991百万円(前期比10.6%減)となりました。
 
 産業品他事業では、建物の揺れを低減する戸建て住宅用制震ダンパー「ミライエ」では、2×4工法用の「ミライエ・ツーバイフォー」や、リフォーム用の「ミライエ・リフォーム」を発売するなど、バリエーションの拡充を図りました。また医療用ゴム栓やプリンター・コピー機用精密ゴム部品なども、順調に販売を伸ばしました。以上の結果、産業品他事業全体の売上高は33,248百万円(前期比12.6%増)、営業利益は3,204百万円(前期比49.8%増)となりました。
 
 平成26年度12月期の連結業績予想は、売上高830,000百万円(前期比6.3%増)、営業利益80,000百万円(前期比3.8%増)、経常利益75,000百万円(前期比0.6%増)、当期純利益45,000百万円(0.5%増)を見込んでいます。
 
  ※1:株式会社日本能率協会総合研究所調べによる全国カー用品量販店上位2社での販売本数
  ※2:株式会社矢野経済研究所調べによる金額シェア
 
【決算短信/決算説明会資料】
http://www.srigroup.co.jp/ir/library/financial-report/2014.html