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市島工場と岡山タイヤテストコースで国蝶オオムラサキが羽化

 住友ゴム工業(株)の市島工場と岡山タイヤテストコースでオオムラサキの羽化が始まりました。オオムラサキは1957年に国蝶に選ばれ、現在は準絶滅危惧(NT)に指定されています。

 市島工場は工場内に建てたケージの中で、2007年からオオムラサキの育成に取り組んでおり、2011年から毎年、近隣の幼稚園や保育所のお子さんを招待し、観察会を実施。この活動を含む緑化・環境保全活動が認められ、2022年4月に「令和4年度緑化推進運動功労者内閣総理大臣表彰」を受賞しています。


オスのオオムラサキ オオムラサキを見つけた園児たち

 今年の観察会は6月17、20、23日に、近隣の認定こども園「あいいくの丘」と「いちじまこども園」の園児を招いて実施しました。園児たちは、初めて見るオオムラサキに始めはこわごわとした様子でしたが、慣れてくると目を輝かせ、キレイな蝶を熱心に観察していました。
 観察会の後は、工場に併設されたゴルフ科学センターを開放し、園児たちは、広い芝生の上を元気に走り回っていました。

サナギの説明を真剣に聞く園児たち 大きな蝶にそっと触れる


 また、市島工場の持つオオムラサキの育成に関する長年の経験と実績を生かし、2019年よりそのノウハウを岡山タイヤテストコースに提供。拠点の枠を越え、協働でオオムラサキの育成に取り組んできましたが、今年、その努力が実を結び、岡山タイヤテストコースでもオオムラサキの羽化に成功しました。



市島工場協働で岡山タイヤテストコースに
オオムラサキのケージを建設 (2019年)
岡山タイヤテストコースで今年、羽化した
オオムラサキ

 当社は今後も環境保全や地域との共生を図るため、さまざまな活動を行ってまいります。


<市島工場概要 >
所在地 :兵庫県丹波市市島町梶原5
工場長 :友定 学
操業開始:1996年
事業内容:ゴルフボール製造
敷地面積:182,000平方メートル(ゴルフ科学センター含む)

 
 
<岡山タイヤテストコース概要>
所在地 :岡山県美作市真加部740
開設  :1986年
敷地面積:100万平方メートル