資源循環型カーボンブラック採用タイヤで、SUPER GT第4戦GT300クラスで2日連続優勝
2025年08月08日
住友ゴム工業(株)は8月2日から3日、富士スピードウェイで行われた国内最高峰の自動車レースのひとつ『2025 AUTOBACS SUPER GT』の第4戦で、DUNLOP(ダンロップ)初の資源循環型カーボンブラック採用タイヤをGT300クラスの6チームに供給しました。2日に開催されたレース1、3日開催されたレース2で、このタイヤを装着する車両が2日連続で優勝しました。
タイヤ事業における循環型ビジネス(サーキュラーエコノミー)構想「TOWANOWA(トワノワ)」の一環として、このタイヤは製造されました。
今回採用した資源循環型カーボンブラックは、ゴム片や使用済みタイヤをコークス炉に投入してケミカルリサイクル※を行い、得られたタールから生産しました。ゴム片や使用済みタイヤを有効な資源として再利用するシステムを構築することで、自動車・タイヤ業界のサーキュラーエコノミー実現に貢献するとともに、CO₂排出量の削減につながることが期待されています。
SUPER GT第4戦は、土曜日に予選と35周の決勝(レース1)、日曜日に予選と50分の決勝(レース2)が行われる公式戦初となるスプリントレースとして開催されました。
両日ともに酷暑となり、高い路面温度の中で行われました。DUNLOPの資源循環型カーボンブラック採用タイヤを装着したD'station Vantage GT3(777号車)は、レース1の予選4位から決勝に出走すると、序盤からハイペースで走行し、21周目にはトップへ。
途中、雨が降る時間帯もありましたが、タイヤは終始安定した性能を発揮し、D'station Vantage GT3(777号車)の今季初優勝をサポートしました。
この資源循環型カーボンブラックは、2025年中に一部乗用車向けタイヤへの採用を計画しております。
※ 使用済みの資源を化学的に分解し、原料に変えてリサイクルする方法
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資源循環型カーボンブラック採用タイヤを装着した777号車 | チェッカーを受ける777号車 |
タイヤ事業における循環型ビジネス(サーキュラーエコノミー)構想「TOWANOWA(トワノワ)」の一環として、このタイヤは製造されました。
今回採用した資源循環型カーボンブラックは、ゴム片や使用済みタイヤをコークス炉に投入してケミカルリサイクル※を行い、得られたタールから生産しました。ゴム片や使用済みタイヤを有効な資源として再利用するシステムを構築することで、自動車・タイヤ業界のサーキュラーエコノミー実現に貢献するとともに、CO₂排出量の削減につながることが期待されています。
SUPER GT第4戦は、土曜日に予選と35周の決勝(レース1)、日曜日に予選と50分の決勝(レース2)が行われる公式戦初となるスプリントレースとして開催されました。
両日ともに酷暑となり、高い路面温度の中で行われました。DUNLOPの資源循環型カーボンブラック採用タイヤを装着したD'station Vantage GT3(777号車)は、レース1の予選4位から決勝に出走すると、序盤からハイペースで走行し、21周目にはトップへ。
途中、雨が降る時間帯もありましたが、タイヤは終始安定した性能を発揮し、D'station Vantage GT3(777号車)の今季初優勝をサポートしました。
レース2の予選ではD'station Vantage GT3(777号車)がポールポジション(予選1位)を獲得、決勝では一度もトップを譲らずポールトゥウィンを達成しました。
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Charlie Fagg 選手 |
藤井 誠暢 選手 |
この資源循環型カーボンブラックは、2025年中に一部乗用車向けタイヤへの採用を計画しております。
当社は、最新の車両が投入されるタイヤ開発の最前線にあたるモータースポーツ分野において、サーキュラーエコノミーの推進と、サステナブル原材料を使った製品開発を行うことで、カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みを加速していきます。