ニュース詳細

住友ゴム工業TOP > ニュース > 2025年 > 長期経営戦略を支える人的資本経営の実行に向け全取締役のDE&Iトップコミットメントを策定

長期経営戦略を支える人的資本経営の実行に向け全取締役のDE&Iトップコミットメントを策定

 住友ゴム工業(株)は、長期経営戦略を支える人的資本経営に欠かせない要素の一つとしてダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DE&I)を認識し、全取締役によるDE&Iトップコミットメントを策定しました。各取締役の目指す「多様な人材」のありたい姿を明確にして、DE&I推進を加速してまいります。


人的資本経営の全体像


 当社グループは、企業理念体系「Our Philosophy」を体現するために、7つのマテリアリティ(重要課題)を特定しています。「多様な人材」はその1つであり、ありたい姿として「多様な個性をもつ仲間とともに成長する企業」を掲げています。2019年には社長のトップコミットメントを策定し、経営層との対話や多様な人材が働きやすい製造現場づくりなどDE&Iの推進に取り組んできました。

 3月に発表した長期経営戦略「R.I.S.E. 2035」を確実に実行するためには、組織・人材の変革が不可欠です。そのため、全社の基盤強化として人的資本経営を推進しており、今回のトップコミットメントの策定は、その一環です。各取締役がDE&Iの重要性を認識し、担当範囲におけるありたい姿の実現に向け、経営戦略にDE&Iを組み込み、どのように活かしていくかを宣言しています。経営層を含め、全社で人材・組織基盤の構築を進めてまいります。

 当社は、多様な人の個性や価値観、また多様な働き方を認め合い、公平な機会の提供(Equity)への取り組みを継続することで、個人の成長と組織の成長、ひいては企業価値の向上につながるダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DE&I)をさらに推進してまいります。

■DE&Iトップコミットメント

     
   タイヤ事業統括役員コミットメント
お客様と社会からの期待を超える「価値創造」を実現するために
 
     

代表取締役
(専務執行役員)
西口 豪一
 
「未来をひらくイノベーションで最高の安心とヨロコビをつくる。」そのために我々住友ゴムグループは存在しています。タイヤ・スポーツ・産業品・オートモーティブシステムなどの事業を通じて、幅広い分野で「最高の安心とヨロコビ」をつくり、世界中の皆さまへ届けています。

正解のない問題が多く、課題の質が変化している環境の中で、事業を行い、価値を提供し続けるうえで、イノベーションを起こし続けることが、強みの源泉と捉えています。そのためには多様な能力の発揮は欠かせません。

アクティブトレッド技術を搭載したタイヤの開発は、まさしく大きなイノベーションによる新たな価値の創造でした。ゴムの可能性を信じて、タイヤの新たな価値の創造に向けて、各部門の人たちが多様な知恵や意見を出し合うことで、画期的な商品に繋がりました。このように、「イノベーションで未来をひらく」に挑戦しています。

私たちはOur PhilosophyのVisionありたい姿に回帰し、「多様な力をひとつに、共に成長し、変化をのりこえる会社になる。」を大事にしていきます。お互いを良く知り、考えや個性を尊重しあって、失敗を恐れず、挑戦できる組織・人材を作ります。
お客様と社会からの信頼にこたえて、その期待を超える新たな価値創造にこだわっていきます。
 
 
   


     
   財務戦略・経理統括役員コミットメント
「幸せの総和」を最大化し、「幸せとヨロコビ」を届けたい 
 
     
  私は住友ゴムグループで働く人の「幸せの総和」を最大限にしたい、そして、住友ゴムグループが提供する製品・サービスを通じて、皆さまに「幸せとヨロコビ」を届けたい、と常に思ってきました。

では「幸せの総和」を最大限にする会社、「幸せとヨロコビ」を届ける会社とはどんな会社でしょうか?
私は「働きがいのある会社」だと思っています。一人一人が活き活きと、お互いをリスペクトしながら、自分自身が持っている力を最大限に発揮してこそ、働きがいが生まれます。まさに全員野球ならぬ全員経営です。
 
一人ひとりが異なった背景や価値観、性格、性別、国籍、健康を持ちながら、それぞれの立場で最大限に力を発揮していく集団です。社員が活き活きと働いた結果、お客様に製品やサービスを通じて、「幸せとヨロコビ」を届けることができると信じています。

当社グループがそうなることを強く信じ、私はこれからも「幸せの総和」を最大限にするために懸命に努力してまいります。さらに財務担当として、当社グループが社内外の皆様からも真に働きがいのある会社として認めていただくための必要条件として、「2027年財務指標目標の達成」を目指します。

私自身、これまで何度も大病を経験し、その度に周りの皆さんから沢山のサポートをいただいて、今こうしてどうにか生かされています。幸運にも生かされた者の使命として、次の世代の皆さんに心から「幸せ送り」が出来ればと考えています。
 

取締役
(常務執行役員)
大川 直記
 
 
 
  人事総務・BX・サステナビリティ・経営戦略・DX・イノベーション・オートモーティブシステム事業統括役員コミットメント
人材が創る未来 — イノベーションへの挑戦
   

取締役
(常務執行役員)
國安 恭彰
 
私たちは「新たな体験価値」をすべての人に提供し続けることで、持続可能な社会の発展に貢献できる会社でありたいと考えています。

「新たな体験価値」を生み出す源泉は人材であり多様な能力の発揮・全員戦力化が不可欠です。これまで変化の激しい時代に柔軟に対応し、未来を切り拓く人材として、「グローバル経営人材・イノベーション人材・DX人材」の育成に取り組んできました。これらに加え、自由闊達に意見を言い合え、果敢に挑戦できる職場風土づくりに全員で取り組んでいきます。

さらに、「ヒトやコト」に大きくかかわる立場であるため、私は当社のイノベーションを強い想いで牽引していきたいと思います。イノベーションとは、「ものごとの新機軸」と私は捉えており、それは決して研究開発や製品にだけ求められているものではありません。仕事の進め方、コミュニケーションの取り方、働き方、DXなど、日々の仕事すべてがイノベーションの対象となり、個人と組織両方で自己変革が求められます。私は一人ひとりの挑戦と変革を、全力で応援していきます。加えて、社内外の異分野の接触・連携・融合をさらに活性化し、「ものごとの新機軸」づくりを目指します。

私たち全員が変革への強い想いを持ち、果敢に挑戦することにより、すべてのステークホルダーに「安心とヨロコビ」、そして「新たな体験価値」を提供し続けます。
 
 
 

   
  スポーツ事業・ハイブリッド事業・法務・ブランド管理統括役員コミットメント
多彩なプロフェッショナル集団の融合、昇華で『新たな価値』を
 
     
  約2000年前、ギリシャ、シリア、ペルシャ、インドの様々な芸術の特長を融合、昇華させた新たな「ガンダーラ美術」が生まれました。私の管掌する事業、部門は、商材やビジネスモデルが多彩であり、また法律やブランドという形を持たない概念を扱うなど、多岐にわたるプロフェッショナルが揃っています。各々の特長を融合、昇華することで新たな価値、現代のガンダーラ美術を産みだす素地があるということです。

長期経営戦略「R.I.S.E. 2035」では、「ゴム起点のイノベーション創出」「ブランド経営強化」「変化に強い経営基盤構築」が成長促進ドライバーとなります。それを成し遂げるのは人であることは言うまでもありません。

各々のメンバーが高いパフォーマンス、スキルを発揮し、高いモチベーションで想いを形にしていく。多様な意見を出し、互いを理解した上で喧々諤々の議論を行い、そして一枚岩の結論を出す。そんなチームが新たな価値を創りあげると信じています。

その為の必要条件となる、多様な意見が次々でてくるような人員構成、異見を認めるような組織風土を徹底して作ります。そうすることが、現代のガンダーラ美術を創りあげる強い想いを持つ集団になり、個人の成長、会社の成長に自ずと繋がることでしょう。

 
取締役
(常務執行役員)
川松 英明

 



<関連情報>
▷サステナビリティサイト「ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン」:https://www.srigroup.co.jp/sustainability/social/dei.html
▷サステナビリティサイト「住友ゴムグループのマテリアリティ」:https://www.srigroup.co.jp/sustainability/materiality.html
▷経営方針 長期経営戦略「R.I.S.E. 2035」:https://www.srigroup.co.jp/corporate/vision.html