CDP2025「気候変動」と「水セキュリティ」分野の最高評価Aリストに初認定
2025年12月17日
DUNLOP(社名：住友ゴム工業(株)、社長：山本悟）は、国際的な環境非営利組織であるCDP※1による2025年の評価で、「気候変動」と「水セキュリティ」分野において最高評価のAリストに初めて選定されました。
CDPとは、企業の環境情報開示と取り組みを世界的に評価する非営利組織で、「気候変動」、「水セキュリティ」、「フォレスト」の3分野で企業の対応を評価します。Aリストは、情報開示の透明性、リスク管理、目標設定、実行力などにおいて、もっとも優れた企業に付与されるものです。
当社グループは、企業理念体系「Our Philosophy」を体現するためにマテリアリティ（重要課題）※2を特定しています。マテリアリティの中でも、「気候変動」「生物多様性」「循環型経済」は相互に深く関連しており、独立した対応ではなく総合的にアプローチすることが重要と考え、サステナビリティ長期方針「はずむ未来チャレンジ」に基づき、気候変動と水資源保全に関する施策を推進しています。
■「気候変動」における具体的な取り組み
・2030年までのCO2削減目標（スコープ1,2およびスコープ3カテゴリ1）について、Science Based Targets Initiative (SBTi) より認定を取得※3
・タイヤ製造主要拠点である福島県・白河工場では、福島県や山梨県と連携しグリーン水素の製造と活用を推進
・2050年までにバイオマス原材料およびリサイクル原材料を用いたサステナブル原材料比率100％の達成を目指し、他企業と協業しサステナブル原材料比率を高めた製品を複数企画・販売
・サプライチェーン上流でのCO2排出削減に向けて、調達ガイドラインの説明会の実施などを通して、お取引先様との協働を推進
・タイヤの転がり抵抗を低減し、車両の燃費向上に貢献することでCO2排出量の削減に貢献
・タイヤのロングライフ化やリトレッドタイヤの生産能力拡大と普及を推進
■「水資源保全」における具体的な取り組み
・生産拠点の水リスクの評価をグローバルに実施し地域の特性に応じて管理
・水リスクが高いと評価された7工場では、2050年度までに工場排水の100％リサイクル目標を設定し、水ストレスの低減に向けた取り組みを実施
・水ストレスが高い工場のひとつであるタイ工場は、2024年に工場排水100％リサイクルを達成
当社グループは引き続き、事業活動全体で環境負荷低減を図り、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
※1 CDPは2000年に設立された英国の環境非営利組織であり、グローバルな環境情報開示システムを運営しています。https://cdp.net/ja
※2 住友ゴムグループのマテリアリティ（重要課題）：https://www.srigroup.co.jp/sustainability/materiality.html
※3 当社の温室効果ガス排出削減目標がSBT認定を取得(ニュースリリース発行：2024年3月21日)：https://www.srigroup.co.jp/newsrelease/2024/sri/2024_024.html
＜ご参考＞
・サステナビリティ長期方針「はずむ未来チャレンジ」：https://www.srigroup.co.jp/sustainability/challenge2050.html
・気候変動：https://www.srigroup.co.jp/sustainability/environment/carbon.html
・水資源保全：https://www.srigroup.co.jp/sustainability/environment/water.html
・TCFD（気候変動）・TNFD（生物多様性）提言に基づく情報開示：https://www.srigroup.co.jp/sustainability/environment/tcfdtnfd.html