SRIエンジニアリング(株)

国内外関係会社 SRIエンジニアリング(株)

サステナビリティへの取り組み

当社は、タイヤ金型を製造しており、グループ全タイヤ工場への供給、タイヤ品質向上のための金型新技術開発、中国、タイの金型工場への支援などを通じて住友ゴムグループに貢献しています。
タイヤ金型の製造過程では、アルミ鋳造や機械加工などで多くの補材や切りくずが排出され、ガスや電気も多く使用します。当社は、十数年前から3Rに取り組み、2022年4月からは再生エネルギー電力活用を開始するなど環境負荷を軽減し続けています。またケミカルウッド端材の教育機関への無償譲渡、会社周辺の清掃や美観など社会貢献活動も積極的に展開しています。

ケミカルウッド端材無償譲渡 ~作品などのご紹介~

タイヤ金型は元型をケミカルウッドに彫刻して製作します。その時に発生する端材を、工業や芸術を学ぶ生徒の皆さんに教材として無償譲渡し、明日のエンジニア、デザイナー輩出の一助になればと活動しています。ここでは、各機関の成果の一部をご紹介します。(順不同)

【兵庫県立姫路工業高等学校 デザイン学科】

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ケミカルウッドと革製品のコラボレーション。タイトルは「間に合った三匹の白兎」“不思議の国のアリス”の世界を表現。かわいいウサギたちは約束の時間に間に合いました。

【兵庫県立高等技術専門学院】

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世界的工作メーカー主催のコンテストで「アカデミック部門金賞」を受賞。
ヒンジ構造によりゴンドラの動く観覧車を削り出しで加工。「可動部を有する一体成型」をコンセプトに考案し、その技術が高く評価されました。

【兵庫県立相生産業高等学校】

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鋳造の元型に使用。弥生時代の鋳造を学び、試行錯誤しながらチャレンジし続けています。
昨年は鳥取県出土の「泊銅鐸と舌」を復元して鳥取県に寄贈。ハンズオン展示で古代の音色を体験できます。

【神戸芸術工科大学 プロダクトデザイン学科】

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フレームのステアリングを支える支柱にケミカルウッドを使用。
テーマは「Smart Mobility」。都市型観光の新たな移動手段として、レンタル方式のキックボードを提案します。

【京都芸術大学 プロダクトデザイン学科】

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クリエイティビリティを養う授業でのアイデアを具現化。
「ふたと人の新しい関係」というテーマで、「ふた」という概念からの気づきや発見をカタチに。タイトルは「A lid by volume」。感覚的な思考を促す作品。

【大阪芸術大学 プロダクトデザインコース】

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(写真 左)ヒーローロボットの操縦を思わせる体験型シューティングゲームの提案。操縦席に着けば、主役はあなた!
(写真 右)雨の日も楽しみたい!遊び心光る作品。タイトルは「雨で水が遊ぶ傘」。真空成型の元型にケミカルウッドを使用。

【大阪工業大学 ものづくりセンター】

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(写真 上)学生の自作によるフォーミュラスタイルのレーシングカーの競技会「全日本学生フォーミュラ大会」に挑戦中。ホイルナットをはじめ、アップライト、ハブなどの部品をケミカルウッドで試作、製造して夢と情熱のレーシングカーを目指します。
(写真 下)卒業制作。ふたつのギターが合体して、親子で演奏が楽しめる「親子ギター」

【神戸市立工業高等専門学校】

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(写真 上)1年生のNCマシニング加工講習作品。CAMによるテストカットの実習でケミカルウッドを活用。
(写真 下)卒業研究では、簡易型(試験片、キーホルダー)の簡易型を制作。この型でプラスチック製キーホルダーを作成し、未来の“ものづくりの担い手”である中学生にプレゼント。

【大阪府立淀川工科高等学校】

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(写真 左)イマジナリーキューブパズルに挑戦。制作、謎解きを通して好奇心を育み「ものづくり」を学びます。あふれる熱意で世代を超えた技術の継承が実践されています。
(写真 右)接着剤を使わない部品数626本の組木は同校講師の中西淳一氏作。2022年枚方市展入賞作品

【兵庫県立東播工業高等学校】

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展示会用のパーテーション部品を制作。ケミカルウッドの厚み、切り込み、限られた会場でいかにうまく展示できるかのアイデアが光り、制作風景から生徒の皆さんの真剣さが伝わります。

【山東文化協会(兵庫県朝来市)】

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兵庫県朝来市の山東文化協会の市民講座「彫刻教室」は、高校2年生から98歳の約40名が仏像などの彫刻を楽しまれています。今年2月に初譲渡。早速「不動明王坐像」を製作されました。
当教室では、来年白寿(99歳)を迎えられる方のお祝いにケミカルウッドを使用した彫刻のプレゼントを考案中。

【兵庫県立ものづくり大学校(姫路職業能力開発校)】

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5軸加工機で職業訓練生の技術向上に活用。精密な形状の削り出しやオロイドなど“ものづくり”へあくなき挑戦を続けています。

【資料のご案内】

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譲渡は1回につき金網台車1台分(約60ブロック)を加古川市まで引取りに来ていただいています。

資源循環活動 ~使用済クリアホルダー回収・再資源化~

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当社は、ASKUL資源循環プラットフォームに賛同しています。
この活動は、ASKULが使用済クリアホルダーの回収を広く呼びかけ、焼却処分を減らして再資源化を進めるものです。

当社は、資源循環社会への貢献活動として引き続き取り組んで参ります

回収実績(2023年4月現在)
1)透明なクリアホルダー 1.67Kg
2)色・柄つきのクリアホルダー 3.91Kg
3)リサイクルが難しく廃棄対象のもの 0.08Kg
合計 5.66Kg
リサイクル率 98.6%

環境

当社は、約40年前から製造工程における水の循環再利用を行い、有機溶剤使用量の削減、省エネ活動の推進と3Rを継続するなど、環境負荷を軽減し続けています。2022年4月からは本社・加古川で使用する電力を100%再エネ電力に切り替えました。

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会社周辺の清掃、草刈りを年2回実施。県道側の敷地に植樹するなど地域社会への貢献にも取り組んでいます。

基本情報

所在地 〒675-0019兵庫県加古川市野口町水足1960
TEL.079-456-1555 FAX.079-456-1556
従業員数 141名(2021年12月末現在)
操業
開始年
2003年
ISO
14001認証
環境マネジメントシステムISO14001のグローバル統合認証(認証番号「0077120」)を取得し、環境管理体制を一元化しています。
業務内容 タイヤ生産用金型の製作、技術開発、技術・検査支援
完全ゼロエミッション達成 2008年
SRIエンジニアリング(株)

環境方針

SRIエンジニアリング(株)の環境方針(PDF 858KB)
(住友ゴム工業(株)環境方針に準じる)