廃棄物の削減

完全ゼロエミッションの達成

  • 住友ゴムグループ

当社グループでは、使用する資源の最小化と効率化により廃棄物の発生を削減するとともに、リユース、リサイクルを拡大し再資源化を進め、有害廃棄物の排出量の削減にも取り組んでいます。2023年度は国内・海外の関係会社を含む24の生産拠点において、完全ゼロエミッションを達成しました。
なお、完全ゼロエミッションの定義は、再資源化目的で処理された廃棄物の再資源化割合が100%かつ埋立処分量がゼロの状態となります。2024年度も引き続き、達成拠点での「完全ゼロエミッション」継続を目標としています。

生産拠点におけるゼロエミッション達成状況

生産拠点名 完全ゼロエミッションの達成時期
白河工場 2004年
名古屋工場 2004年
泉大津工場 2005年
宮崎工場 2004年
加古川工場 2005年
市島工場 2005年
インドネシア工場 2008年
中国・常熟工場 2006年
中国・湖南工場 2016年
米国工場 2007年
タイ工場 2009年
トルコ工場 2017年
マレーシア工場 2010年
中国・中山工場 2008年
ベトナム工場 2009年
スイス工場 2008年
タイ・テニスボール工場 2011年
タイ・天然ゴム加工所 2013年
(株)ダンロップリトレッドサービス 2010年
(株)ダンロップリトレッドサービス北海道工場 2010年
SRIエンジニアリング(株) 2008年
中田エンヂニアリング(株) 2008年
(株)ダンロップゴルフクラブ 2006年
ブラジル工場 2023年
生産拠点における達成状況 24/26

廃棄物排出量の削減

  • 住友ゴムグループ

生産工程における2023年度の廃棄物排出量は32,110t、前年比3.8%増となりました。引き続き廃棄物の発生抑制や再利用の推進に努めます。

廃棄物排出量は、再資源化(サーマル・マテリアルリサイクル)目的で排出している廃棄物の量を集計しています。

廃タイヤのリサイクルに向けた取り組み

  • 住友ゴムグループ

日本国内では、毎年約1億本、約100万トンの廃タイヤが発生しています。一方、タイヤの高性能化による廃棄物処理の多様化や不適正な処理による環境負荷の増大、最終処分場の残余容量のひっ迫など、廃タイヤを取り巻く問題は深刻化しつつあります。
問題解決に寄与すべく、住友ゴムグループは、廃タイヤを新たなタイヤによみがえらせる更生タイヤ事業や、廃タイヤのリサイクルに取り組んでいます。

産業廃棄物処理施設の維持管理に関する情報

  • 住友ゴムグループ

住友ゴムグループは、廃タイヤをボイラー燃料として使用するサーマルリサイクルシステムを1982年に名古屋工場、その後、白河工場、宮崎工場にも導入し、現在3工場で保有し、エネルギー源として有効利用しています。

廃タイヤのボイラーシステム(名古屋工場)

廃タイヤを燃料として有効利用しています。

廃タイヤのボイラーシステム(名古屋工場)

各工場の産業廃棄物処理施設の維持管理に関する情報