知的資本

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知的資本(研究開発、知的財産戦略などについて)

住友ゴムグループでは、タイヤ・スポーツ・産業品他事業、幅広い領域・分野で研究開発を推進しています。こうした活動を通じた知的資本の蓄積が、競争優位な製品群や新たな成長を生み出す原動力となっています。

知的資本の状況

  2015 2016 2017 2018 2019
研究開発費(百万円) 23,372 24,257 25,720 25,780 26,198
売上収益対研究開発費比率(%) 2.9 3.2 3.8 2.9 2.9
国内・海外特許件数(件) 7,849 8,745 9,183 9,199 9,156

研究開発活動

当社グループでは、住友ゴム工業の研究開発組織・施設を核として、世界各地に所在する子会社・関連会社群との密接な連携のもと、タイヤ・スポーツ・産業品他事業の幅広い領域・分野で研究開発を推進しています。タイヤ事業におけるタイヤ技術研究開発では、神戸本社に隣接したタイヤテクニカルセンターを中心に、欧州・米国のテクニカルセンターと連携して、「タイヤが地球環境の為に貢献できること」をテーマにして、「原材料」「低燃費性」「省資源」の3つの方向性で環境配慮商品の開発に取り組んでいます。
スポーツ事業では、スポーツ事業本部並びに米国のRoger Cleveland Golf Company, Inc.に研究開発部門を設置しており、コンピューターシミュレーション技術等を用いて新技術・新商品の開発並びに評価、試験に取り組んでいます。
産業品他事業では、高減衰ゴムを用いた制振事業、医療用ゴム部品、プリンター・コピー機用精密ゴム部品等の商品において、消費者ニーズに合わせた商品開発に積極的に取り組んでいます。

研究開発活動
研究開発活動

TOPICS

天然ゴムの臭いを大幅に抑えた「臭気低減天然ゴム」を開発

当社では世界的な環境意識の高まりに対応すべく、天然ゴムの改質や高機能バイオマス材料を活用したタイヤ性能向上に取り組むなど研究開発を進めています。特に天然ゴムは、タイヤ原材料の重量構成比で約30%と大きな比率を占めており、天然ゴムを取り巻く課題解決に率先して取り組んでいます。
今回開発した「臭気低減天然ゴム」は、当社の天然ゴム加工場(タイ)において原材料の加工工程に独自手法を取り入れ、臭気発生原因となる現象を抑制することで、大幅な臭気低減を実現しました。本手法の確立により、天然ゴム加工工場のみならずタイヤ製造工場などの臭気問題解決への貢献が期待されます。

[出典]日本自動車タイヤ協会「日本のタイヤ産業2019」

知的財産戦略

当社グループでは、グループ事業支援のための知的財産活動を積極的に行っています。
具体的には、次の3点を知的財産活動の基本的な柱としています。一つ目は、特許、実用新案、意匠、商標を中心とした産業財産についての「権利を取得」することです。二つ目は、それらの当社の権利を侵害する行為に対して「権利を活用」することです。そして三つ目は、第三者からの攻撃に備えて防御する体制を整えることで「リスクを排除」することです。また、急速に海外事業拡大を進めるなかで、知的財産活動業務に関しても、日本のみならず米国、欧州はもちろんのこと、中国を筆頭としたアジア諸国、ロシア、南米、中近東、アフリカなど世界中に拡大しています。
グローバル化に対応した知的財産活動を行うために人材育成と仕組みづくりを強化しています。たとえば知的財産部員の教育・訓練によるレベルアップはもと
より、各拠点のスタッフの知財マインドとレベルアップを行うことでグループ全体で円滑に知的財産活動が行えるような体制づくりを行っています。
今後も三つの柱を基本としたさらに効率のよいグローバルな知的財産活動を推進します。