住友ゴムグループは、地球環境に責任を持ったグローバル企業として、あらゆる企業活動を通じて、豊かさと地球環境が調和した社会を将来にわたって実現し、企業の社会的責任を果たしていくため、多様な取り組みを行っています。
そのことを広く社会の皆様に理解していただくために、外部講演やコラボ活動などさまざまな機会を利用し、当社グループの活動を紹介しています。
主力ブランドDUNLOP(ダンロップ)と公益社団法人日本ユネスコ協会連盟との協働事業「チーム エナセーブ 未来プロジェクト」を2013年から継続して実施してきました。2023年も、全国2カ所で活動を実施します。
この活動は、低燃費タイヤ「エナセーブ」シリーズの売上の一部を活用し、DUNLOPとその商品を使用されるお客様が一緒になって行う環境保全活動です。2013年から実施している「チーム エナセーブ 未来プロジェクト」では、国内外の身近な文化・自然を守り伝える日本ユネスコ協会連盟の「未来遺産運動」に賛同し、日本全国で失われつつある文化や自然環境を保全するために取り組んでいる協働事業です。
また、絶滅危惧種の保全にも取り組んでおり、市島工場は工場内で2007年からオオムラサキの育成・保全に取り組んでおり、2011年から毎年、近隣の幼稚園や保育所のお子さんを招待し、観察会を実施しています。
この活動を含む緑化・環境保全活動が認められ、2022年4月に「令和4年度緑化推進運動功労者内閣総理大臣表彰」を受賞しています。
2022年には、加古川工場にて近隣の小学校に絶滅危惧種フジバカマを寄贈し、出張授業を実施しています。
そのほかにも道の駅や地域の環境イベントでの苗木の無料配布のほか、幼稚園の卒園記念として、入園時にまいたどんぐりから育ててきた苗木をプレゼントするなど、当社の活動を理解いただくとともに、緑化推進にもつながる取り組みを近隣社会の皆様と共に行っています。
住友ゴムグループの海外製造拠点で環境報告書を発行しています。
中国・常熟工場は2006年、インドネシア工場は2007年、タイ工場は2009年、ベトナム工場とタイ・テニスボール工場は2011年、中国・中山工場とマレーシア工場は2012年、タイ・天然ゴム加工工場は2013年、中国・湖南工場と中国・常熟工場を統合した住友ゴム工業(中国)は2014年、ブラジル工場は2015年、トルコ工場は2017年、フィリピン工場は2019年、南アフリカ工場と米国工場は2020年、スイス工場・スロベニア工場は2021年から発行しており、2023年もこれらの拠点で発行しました。
これらの環境報告書では、各拠点の事業活動による環境負荷、活動目標と実績、社会貢献活動などを開示し、コミュニケーションに活用しています。